Vim のブログ

テキストエディター Vim の魅力、使い方のコツを初心者にも分かりやすく伝えていきたいと思います。

Vim のカスタマイズ 〜 カーソル移動関連の設定 〜

この記事では、.vimrc上でset コマンドを使って vim のカーソル移動の挙動を設定するための option を紹介していきたいと思います。

option 名設定対象の説明値の種別オススメの設定
backspace <BS>キーの影響範囲を指定。詳細はヘルプを参照。 リスト indent,eol,start
whichwrap 行頭/行末で左/右に移動した時に行をまたぐ移動が出来るかどうか。詳細はヘルプを参照。 リスト b,s,h,l,<,>,[,]
scrolloff ウィンドウの上端、下端にカーソルが移動した時に、
カーソル先の視界を何行確保するか。
数値 8 (画面の広さに応じて)
sidescrolloff 画面の左右の端で
カーソル先の視界を何桁確保するか。
数値 16 (画面の広さに応じて)
sidescroll 画面の左右の端でスクロールが発生した場合、何文字ずつスクロールするか。 数値 1

上の項目について、.vimrc に記入するのにオススメの設定をまとめると下の通りです。"(ダブルクウォート)から始まる部分はコメントです。

set backspace=indent,eol,start "Backspaceキーの影響範囲に制限を設けない
set whichwrap=b,s,h,l,<,>,[,] "行頭行末の左右移動で行をまたぐ
set scrolloff=8                "上下8行の視界を確保
set sidescrolloff=16           " 左右スクロール時の視界を確保
set sidescroll=1               " 左右スクロールは一文字づつ行う