Vim のカスタマイズ 〜導入編〜
vim は非常に柔軟にカスタマイズすることが出来ます。
操作に慣れてきたら、自分好みに使いやすくカスタマイズしていきましょう。
vimのカスタマイズは、 .vimrc というファイルを作成して編集し、保存することで可能になります。.vimrc は下の通り、OSごとのホームフォルダの下に配置する必要があります。
(Windows は 環境変数 HOME にフォルダを指定することで、下のパスを %HOME%\.vimrc に変えることが出来ます。)
OS | .vimrc のパス |
---|---|
Windows 7/Vista | C:\Users\ユーザー名\.vimrc |
Windows XP 以前 | C:\Documents And Settings\ユーザー名\.vimrc |
Mac OS X | /Users/ユーザー名/.vimrc |
Linux | /home/ユーザー名/.vimrc |
またGUI版の vim である gVim 固有の設定は、同じフォルダの .gvimrc に記入します。これらのファイルは vim / gVIm の起動時に自動的に読み込まれます。
カスタマイズは、大別すると、
- set によるオプション指定
- プラグイン/カラースキームの読み込み、設定
- キー割り当て変更
- 自動コマンド実行
の4つに分けられ、下に行くほど難しくなります。このブログでは上から順に説明していきたいと思います。
なお、.vimrc の代わりに _vimrc という名前で設定ファイルを作ることもできます。両方が存在した場合は、Windowsに限り、_vimrc を優先し、その他のプラットフォームでは .vimrc を優先して読み込むようです。