Vim をオススメしたい理由
Vim の特徴
- 文書を編集するためのソフト、テキストエディターです。
- 文書の中でも特にプログラムコードやHTMLなどを編集することに向いており、開発者向けです。
- 非常に歴史が長いソフトウェアです。最初のリリースは1991年。Vimの前身となる vi は、1976年誕生です。
Vim の良い所
- 軽量なソフトウェアであるため、少ない資源(CPUパワー/メモリー等)で高速に動作します。
- 開発コミュニティが活発で、今もたくさんの追加機能(プラグイン)が日々アップデートされています。
- 対応するフォーマットが非常に多いです。新しい形式のフォーマットにも対応が早いです。
- 「操作方法に慣れれば」高速かつ正確な編集を行うことが出来ます。
- Windows, Mac OS X, Linux … 様々なプラットフォームで利用することが出来ます。また、最近の Linux では端末でも最初から利用できる貴重なエディタです。
- ユーザーによるカスタマイズが容易です。これはプラグイン開発が活発である理由でもあります。
開発者の視点では、嬉しいことばかりですね。そして、これらそれぞれの良い所について、肩を並べられるエディターはほとんどありません。Vim は開発者にとって最高のエディターの一つです。
Vim の弱点
- 一般的な GUI のエディタ(メモ帳、秀丸、サクラエディタ …)とは全く操作方法が異なります。
- カスタマイズやプラグインを記述する Vim スクリプトは他のスクリプト言語とは全く違った独自のものです。またプログラミング言語としては、読みにくく書きにくいものになります。
vim の操作方法は他のソフトとはあまりにも違いすぎて、慣れるまでは、基本的な機能を利用することもままなりません。
大きな成果を求めて、最初の学習の壁をあえて超えよう、という勇気のある方々のエディターであることは否定できません。
このブログの記事を通じて、この学習の壁をなるべく低く出来るよう頑張りたいと思います。