Vim のカスタマイズ 〜 画面表示の設定 〜
この記事では、.vimrc上でset コマンドを使って vim の画面表示周りを設定するための option を紹介していきたいと思います。
option 名 | 設定対象の説明 | 値の種別 | オススメの設定 |
---|---|---|---|
number | 行番号表示 | オン/ オフ |
よほど画面が狭いのでなければオン |
ruler | 画面右下のカーソル位置表示 | オン/ オフ |
オン |
cursorline | カーソル行の背景色を変える | オン/ オフ |
(色設定がまずく無ければ) オン |
cursorcolumn | カーソル位置の縦一桁(カラム) の背景色を変える |
オン/ オフ |
(色設定がまずく無ければ) オン |
laststatus | 画面最下部のステータス行を 0:全く表示しない 1:ウィンドウが2つ以上あるときだけ表示 2:常に表示 |
数値 | 2 |
cmdheight | 画面最下部(ステータス行より下)の メッセージ表示欄の行数。 これを超える行数のメッセージがある場合は "-- 継続 --"のプロンプトが表示される。 |
数値 | 2 |
showmatch | カーソル位置に括弧があった場合、対応する括弧を強調表示する | オン/ オフ |
オン |
helpheight | ヘルプ画面の行数 | 数値 | 999 |
list | 不可視文字の表示 | オン/ オフ |
オン |
listchars | 不可視文字を表示する場合、表示に使われる文字 | 文字列 | tab:▸\ ,eol:↲,extends:❯,precedes:❮ |
上の項目について、.vimrc に記入するのにオススメの設定をまとめると下の通りです。"(ダブルクウォート)から始まる部分はコメントです。
set number " 行番号を表示する set cursorline " カーソル行の背景色を変える set cursorcolumn " カーソル位置のカラムの背景色を変える set laststatus=2 " ステータス行を常に表示 set cmdheight=2 " メッセージ表示欄を2行確保 set showmatch " 対応する括弧を強調表示 set helpheight=999 " ヘルプを画面いっぱいに開く set list " 不可視文字を表示 " 不可視文字の表示記号指定 set listchars=tab:▸\ ,eol:↲,extends:❯,precedes:❮